2023年より「フランス映画と女たち」企画・字幕翻訳を担当している竹内航汰が、パリ滞在中に見たもの、読んだもの、聞いたものについて記します。映画館の帰り道に考えたことや読書の途中で立ち止まって考えたことについて書いてゆく、不純な文章の寄せ集めです。
- 2024年もありがとうございました
- 気のいい女たち――ノエミ・メルラン『バルコニーの女たち』
- パリの日本語の本棚――須賀敦子『ユルスナールの靴』
- 句読点に気をつけろ――ジャン・エシュノーズ『ジェローム・ランドン』
- 文体の静謐さ――メイリス・ド・ケランガル『夜が深まる頃に』
- 作家主義は時代遅れなのか――ジュヌヴィエーヴ・セリエ『作家崇拝』
- 形而上的な夜のあらわれ――ロベール・ブレッソン『白夜』
- われわれの恋愛から何が残ったか――アントニオ・ピエトランジェリ『訪問』
- ショック療法――コラリー・ファルジャ『サブスタンス』
- スタア誕生の表と裏――メディ・イデル/グラン・コール・マラード『ムッシュー・アズナヴール』
- クロード・シモンのインタビューを読む
- ポール・オースターの思い出
- 本物の読書家の本棚――リンダ・レ『キャリバンのコンプレックス』
- 21世紀の『女の一生』――エドゥアール・ルイ『ある女の闘いと変身』
- フランス文学に新たなスターが誕生した――エドゥアール・ルイ『誰が僕の父を殺したか』