2025年6月

書籍
花ある記憶――ピエール・ミション『西の皇帝』新着!!

 背筋を伸ばして読む作家というのが存在する。たとえば、マルグリット・ユルスナール。彼女の小説は、読み飛ばす、流し読みをするということに向いていない。それは、たとえ比較的やさしい語彙で書かれた自伝三部作すらあてはまる。ある […]

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