ネリー・カプランのパンフレットに寄稿しました

 12月26日よりBunkamuraル・シネマをはじめとする全国の劇場で公開される「ネリーに気をつけろ! ネリー・カプラン レトロスペクティブ」にあわせて販売されるパンフレットに寄稿しました。

 このパンフレット、48ページの特大ボリューム! 山内マリコさんによるショートショート、豊嶋康子さん、山中瑶子さん、鈴木雅雄さん、中条省平さん、池澤夏樹さんらによる論考、牛久保雅美さんによるイラストレーションが掲載されています。

 私は各作品の解説に加え、作家論「叛逆の女性監督、ネリー・カプラン」を執筆しました。カプラン作品が日本で劇場公開されるのは初めてとなるため、まずはこの比類なき女性監督の全体像を把握していただけるよう、作品制作の背景を可能な限り整理し、あわせてカプラン本人の発言を積極的に引用することを心がけました。

 執筆にあたっては、シネマテーク・フランセーズの図書館、フランス国立国会図書館リシュリュー館を活用し、当時のプレス資料や監督インタビューをできる限り収集しました。本パンフレットが、力強く、いまもっとも日本に――そして世界に――必要とされているネリー・カプランの姿を理解するための一助となれば幸いです。